マズローの欲求5段階説は、中小企業診断士試験向けのテキストでは、組織論・経営組織の運営におけるモチベーション管理の項目で説明されている。
心理学者マズローの説く欲求5段階説とは、人は1.生理的欲求という低次の欲求が満たされると 2.安全の欲求に興味が移り、順に3.親和(所属愛)の欲求 4.自我(自尊)の欲求 5.自己実現の欲求と高次の欲求に移っていくという心理的変化を説明する理論。
単にモチベーション管理・従業員の心理面の管理の考え方として心理を捉えるのもひとつだが、別の切り口に気づいた。
これを120万部超のベストセラー・TV化決定の自己啓発系・成功法則小説
「夢をかなえるゾウ」の中でゾウの神様(ガネーシャ)が成功することを望む主人公に与える成功するための課題をあてはめてみると・・・ (言葉の定義はwikipediaより引用。2008.6.25)
1.生理的欲求 生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲等の本能的・根源的な欲求
ガネーシャの課題:食事を腹八分にする、まっすぐ帰宅する、明日の準備をする。
正しい生活習慣をつけることで、この欲求を満たす。
2.安全の欲求 衣類・住居など、安定・安全な状態を得ようとする欲求
課題:靴をみがく、トイレ掃除をする、決めたことを続けるための環境を作る、運がよいと口に出して言う。
靴みがきなどルーチンを行うことで基礎体力をつけ、さらによりよい環境をつくることで、この欲求を満たす。
3.親和(所属愛)の欲求 他人と関わりたい、他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求 (補足:会社や集団に所属したいという欲求)
課題:人が欲しがっているものを先取りする、自分が一番得意なこと・不得意なことを人に聞く、人の長所を盗む。
自分を知り、自分のスキルをあげることで集団に帰属したいというこの欲求を満たす。
また仕事以外の所属組織を増やすこと(趣味や家族や友人との関係)で充実させられる。
4.自我(自尊)の欲求 自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求
課題:その日頑張れた自分をほめる、あった人を笑わせる、身近にいる一番大事な人を喜ばせる、誰か一人のよい所を見つけてほめる、プレゼントをして人を驚かせる、人の成功をサポートする。
人に、そして自分に喜びを与えることで、集団から認められる存在になりたいというこの欲求を満たす。
5.自己実現の欲求 自分の能力・可能性を発揮し、創作的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求(補足:この段階で純粋な自分の夢を目指す段階)
課題:夢をたのしく想像する、やらずに後悔していることを今日から始める、サービスとして夢を語る、応募する(試験を受けたり、何かにチャレンジする)。そして毎日感謝する。
多くの成功者が語る成功するための法則。それらは5段階のどこかの欲求を満たすことを説明しているが、自分がその段階にいないと、ただの耳学問になってしまう。
1〜4の欲求を満たしてはじめて5.自己実現の欲求が生まれてくる。まず自分の心を満たし、人に与えること。そしてはじめて自分の夢をかなえる準備ができる。
マズローの欲求5段階説からそれが説明できる。
テーマ : 夢を叶える - ジャンル : ビジネス